高次脳機能障がい

高次脳機能障がいとは、外傷性脳損傷や脳血管障がいなどの後遺症である(1)記憶障がい(2)注意障がい(3)遂行機能障がい(4)社会的行動障がいなどを指します。
これらの認知障害を主な要因として、日常生活および社会生活への適応が困難な方々を高次脳機能障がい者と呼んでいますが、リハビリテーション、生活支援などがまだまだ不十分です。
高次脳機能障がいは「見えない障がい」と言われ、外見から分かりにくく、本人も自覚していないことが多いため、職場の人や家族にも理解されにくいことがあります。
また、「谷間の障がい」とも言われ、家庭や社会生活でいろいろな支障が生じても障がいが特定されず、今の社会福祉制度や医療制度が十分に適用されにくい現状があります。

よく見られる症状

注意障がい一つのことが続けられない
気が散りやすい
複数のことに注意できない
ケアレスミスが多い
記憶障がい新しい知識を覚えられない
直前に言ったことやしたことが曖昧になる
約束や予定を忘れ、スケジュール管理ができない
遂行機能障がい仕事の優先順位がつけられない
行動の計画が立てられず、行き当たりばったりになる
効率の良い処理ができない
やり方が途中で変わってしまう
段取りができない
社会的行動障がいすぐに他人を頼る
こどもっぽくなる
些細なことでイライラし、過剰な感情反応や攻撃的言動にエスカレートする
相手の感情に気づけなかったり、過度になれなれしく振舞う
一つの考え方にこだわって、容易に変えられない

支援や相談

電話番号: 058-277-6113

高次脳機能障がい支援コーディネーターが相談を受け付けております。